2020.11.01
| つくりて便り

突然ですが…

突然ですが、ご自宅で土鍋を使っていらっしゃいますか?

デザイン性の高い鋳物ホーロー鍋を食卓でお使いの方もいらっしゃるかもしれませんが、今年はおうちごはんが多くなり、お一人さま用や小ぶりの土鍋をお求めになる方が増えています。

そして今年も早い早い! もう11月! 季節はまさに霜降(そうこう)。

朝夕の冷え込みとともに、新米に続いて温かい鍋料理やホクホクのお芋が美味しい季節となりました。旧暦の言葉には心と体で感じる日々の楽しみが満ちていますね。

 

この時期から食卓で大活躍する土鍋。ご存知のように遠赤外線効果によりゆるやかに食材に火が通ることで食材そのものの旨味を引き出すことができる優れものです。陶器ならではの温かみのある姿もあいまって日本の食卓にしっくりと馴染みます。土鍋は日本人に愛される道具の一つではないでしょか。さらに保温性にもすぐれているため高熱費の節約にもつながり、余熱調理もできるのが嬉しいですね。

 

では次の質問です。
お持ちになっている土鍋の産地、またはブランド名をご存知ですか?

粗めの肌合いと自然な渋い色合いや、どっしりとした形状が魅力の伊賀焼」ですか?それとも土の味わいを感じられる素朴さが魅力の「信楽焼」?あるいは表面がなめらかで、ニオイが移りにくくお手入れしやすいのが魅力の「萬古焼」でしょうか?もしわからなくても、土鍋の国内生産量の80%が萬古焼だといいますからその可能性は高いかも。

300年近い歴史をもつ「萬古焼」の土鍋は、陶土原料に約40%前後のリチウム鉱石を含むため、直火にかけたり空焚きしても大丈夫と耐熱性や耐久性に優れているのが特徴。新米を炊いたり、お芋の料理にも最適です。だから多くのご家庭で愛用されているのですね。

4th-market.com

4th-market.com

その萬古焼の中でも今回ぜひご紹介したい「つくり手」は、萬古焼の歴史ある4つの窯元が集まり15年前に立ち上げた「4TH-MARKET」です。

主に食器の製造をおこなう「山口陶器」と「竹政製陶」、鍋や耐熱食器が中心の「三鈴陶器」、そして急須がメインの「南景製陶園」、この4社が萬古焼の長い歴史と技術に裏付されたそれぞれの得意分野を活かしながら、現代のライフスタイルに寄り添うモノづくりをしています。

【4TH-MARKET】のモノづくり

気取りすぎず、可愛すぎず、シンプルなだけでもないモノたち。

和洋折衷な様々な暮らしのシーンに馴染む4TH-MARKETの製品には、つくり手のこだわりが詰まっています。例えば製品に合わせて理想の色やニュアンスにこだわり、一から作る「釉薬」。木の柄がアクセントな温かみのある可愛らしい「ミルクパン」。焼きあがると収縮する陶磁器を柄に合わせて成形するのはとても大変なんだそう。

4th-market.com

設立前の注文がきたモノを作るという状況から、使い手にとっての「いいモノ」、自分たちが思い描く理想の製品をつくりだすブランドになる。そのためにはひと手間もふた手間も惜しまずモノづくりを続け良い製品に下げること。また同じモノが欲しいと思ったときに存在すること。そして買いやすい価格であることに、設立以来4TH-MARKETのメンバーが貫いてきたこだわりだといいます。

海外製品の影響や後継者不足などにより全国には衰退してしまった地場産業もあります。4TH-MARKETのように、豊かな感性やアイデアを持つ若い世代が中心となり、その活動が自社ブランドだけでなく地域経済の活性化にまでつながっていく。ワクワクいたしますね。

こうした取り組みや活動をする素晴らしいつくり手の方々を今後もご紹介していきたいと思っています。

tsunagu|ツナグ|では10月30日から、4TH-MARKETのPOPUPイベント「温もりのあるうつわで冬仕度」を開催しています。ぜひこの機会に手に取ってその色合いや肌さわり、温かみを感じてみてください。

詳しくはこちら>>>

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