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woodpecker

味噌汁の香りと「トントントン・・・」と木のまな板を包丁で叩く心地よい朝の音。今では懐かしい”日本の音風景”だと思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は「いちょうの木のまな板」をはじめ、国産の天然木を使い木の個性を生かしたさまざまな暮らしの道具の製作・企画を行っている「woodpecker 」をご紹介します。

「木のまな板」づくりをはじめたきっかけ

 

代表の福井賢治さんは、木工業が盛んな岐阜県でおじい様の代から続く木地師(仏具や神棚、神輿の木製部品製造を手がける職人)の家に生まれました。幼い頃から木々に囲まれて育ち、木と向きあって働く姿を見続ける中で、モノづくりの面白さや難しさ、奥深さを自然に体得できたことが木工職人としての原点だったと言います。

職業訓練校に通い木工を学んだ後、家具メーカーと更にお父様のもとで修業を重ねる中で、「いつか自分の手で、世の中に貢献できるものを生み出したい」という思いが芽生えたそうです。

転機が訪れたのは第1子を授かったとき。記念にと奥様のリクエストで「いちょうの木のまな板」をつくったことです。「使いやすくてデザインも素敵♪♪  キッチンに立つのが楽しくなったわ」と喜ぶ奥様の顔を見て
「自分らしいものづくりの追求を【いちょうの木のまな板】から始めてみよう」と決心されたそうです。

そして作家向けの出店イベントでお客様の声を直に聞き、改良を重ねていった「いちょうの木のまな板」は、少しずつ引き合いが増え、2007年に「woodpecker」を設立。

今ではtsunaguをはじめ全国のインテリアショップやライフスタイルショップなどでも紹介され、カッティングボードやお皿、ターナー、洗濯板なども新たに仲間入りしています。

woodpeckerの商品は、クラフトマンが木の個性を生かしながら手仕事で一つ一つ仕上げていくため、ひとつとして同じものはありません。

福井さん曰く

「それこそが温もりや安心、安全という価値を生み出す源だと自負しています。」

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woodpecker(ウッドペッカー)

代表:福井賢治

所在地:岐阜県本巣郡北方町北方1502-2

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2021.12.20
| 特集

まな板とカッティングボードの違い

「まな板」は英語でCutting bordあるいはChopping bord,Chopping blockと言いますが、日本では「まな板」と「カッティングボード」の名称でお店では別物として販売されています。

「でも どうして?」というわけで調べてみました。

「まな板」の使い勝手を考えるときに外してならないのが「和食」と「包丁」の関係。

食材の切り方で味まで変わってしまう和食。鋭い切れ味でありながら繊細な包丁を大切に使うためには刃あたりが和らい「まな板」が必要になりました。

 

一方狩猟民族を祖先に持つ国々では、肉を吊るして大型ナイフでさばき、鍋の上でハサミや小型ナイフを使って食材を小さくカットして鍋に落とす。堅くてカットしにくい食材や、さらに細かくしたい場合は、チョッピングボードとナイフを使う。つまりギザギザの刃物やナイフを使ってもダメージを受けにくい素材のものが求められました。

もちろんカッティングボードをまな板代わりに使うことはできますが、注意が必要です。前述の通りカッティングボードは本来堅い素材でつくるものなので、大切な包丁にダメージを与えてしまうかもしれません。

最近は映えるテーブルウエアとして、竹材や桐、ゴムの木などのリーズナブルなカッティングボードも販売されていますが、それらはそもそもの目的が違うため、柔らかく水に弱かったりします。使い方やお手入れ方法を誤ると早い段階で傷や汚れが染み付てカビが発生したりと寿命が短い。消耗品として割り切ってお使いになることをおすすめします。

とにかくカッティングボード としてつくられているものは、基本的には濡らさないことが重要です。濡れた時はすぐにしっかり拭いて乾かしてあげること。洗った後は完全に乾かし、定期的に「乾性油」と呼ばれる種類のオイルを塗ってあげると、長く大切に、ついてしまった傷さえも味わい深く使うことができます。

カッティングボードは見た目も華やかなものが多く、食卓に出して使ったりお皿としてテーブルにも出すなど、ハレの食卓を演出するのにもピッタリです。まな板とは別に1枚持っていると重宝しますね。

↑写真は山桜のカッティングボード<woodpecker>

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